KAZUKINは星空が好きである。
とは言っても、星に詳しいわけではない。
星座の知識なんて、ほぼ皆無。
北斗七星だけは分かる。
なぜならケンシロウのおかげだからである。
星座早見盤ではなく、北斗神拳から学んだ男である。
そんなKAZUKINでも、長野に行くと夜空を見上げたくなる。
長野は標高の高い場所が多く、とにかく星が綺麗だ。
ということで今回向かったのは、長野県阿智村にある「ヘブンスそのはら」の星空ナイトツアー。
実は今回で2回目である。
ゴンドラに乗るところからもう楽しい
まず楽しいのが、会場へ向かうゴンドラ。
まだ空に明るさが残っている時間なら、山の景色を眺めながら上っていくことができる。
これがなかなか良い。
山の中をゴンドラで進んでいくというだけで、すでにちょっとしたアトラクション感がある。
KAZUKINの場合、この時点ですでに満足度はまあまあ高い。
まだ星、一個も見てないんだけどね。
そして山頂側に到着すると、広場にはステージが設置されている。
雰囲気はどことなく屋外フェス。
山の中に人が集まり、ステージがあり、照明があり、みんな芝生の上でその時を待っている。
この感じ、いいよね。
「星を見る」という静かなイベントのはずなのに、始まる前は妙にワクワクする。
20時を過ぎると、いよいよライトダウン
そして20時を過ぎた頃。
会場の灯りが一斉に消える。
ライトダウン。
辺りが真っ暗になった瞬間、頭上には一面の星空。
会場から自然と、
「おー!」
という歓声が上がる。
分かる。
これは言う。
KAZUKINも言う。
語彙力なんて一瞬で消える。
「おー!」
で十分なのである。
普段、街中で見ている夜空とは星の数がまるで違う。
空全体に細かな光が散らばっていて、まさに空の宝石箱。
彦摩呂さんみたいなことを言いたくなるが、本当にそんな感じなので仕方ない。
星に詳しくなくても大丈夫
ツアーでは、スタッフの方が強力なレーザーポインターで実際の星を指しながら説明してくれる。
これが非常にありがたい。
そして今回、星空の解説を担当してくれたのが「星兄(ほしにぃ)」。
軽快な関西弁で星の話をしてくれるのだが、これがとにかく面白い。星の知識がほぼ皆無のKAZUKINでも、笑いながら聞いているうちに自然と話に引き込まれていく。
そんな星兄、本人いわく曇天の時によく声がかかるらしい。
「晴れてたら、私の説明なんかなくても十分成り立つんですよ。星、綺麗ですから」
なるほど。
逆に曇って星が見えない夜こそ出番なのだという。せっかく星空を楽しみに山の上まで来たのに、肝心の星が見えない。そんな時に、せめて笑いだけでも思い出として持って帰ってもらう。そのためによく呼ばれるのだとか。
……なんだその役回り。面白すぎる。
しかし、これをサラッと笑い話として語れるあたり、さすがである。
幸い今回はしっかり晴れていた。
つまり我々は、満天の星空+星兄のトークという、なかなか贅沢な組み合わせを引き当てたことになる。
3年前に来た時には星兄はいなかったので、同じ星空ナイトツアーでも今回はまた違った楽しさがあった。
星を見る時は、詳しい人が一人いると楽しみ方が倍増する。
ましてや、その詳しい人が面白かったらなおさらである。
普通に空を見ているだけだと、
「あれが何かの星っぽい」
で終了するKAZUKINでも、
「なるほど、あれがそうなのね」
となる。
星の名前や位置だけではなく、
今この瞬間に見えている星の中には、実はもう存在しておらず、昔に放たれた光だけが今地球まで届いているものもある。
そんな話を聞くと、
「どういうこと?」
となる。
もう存在していないかもしれない星を、今自分が見ている。
宇宙、規模がデカすぎる。
普段、
「今日の晩飯どうしよう」
とか考えている自分が非常に小さく感じる。
宇宙の神秘である。
KAZUKIN方式は、おとなしく説明を聞く
星座に詳しい人なら、自分で星を探す楽しみ方もあるだろう。
だがKAZUKINは違う。
北斗七星しか分からない。
しかも知識の出どころがケンシロウ。
なので、こういうツアーでは無理に知ったふりをせず、おとなしく説明を聞くのが俺式である。
「へえー」
「なるほどー」
「おー」
この3つがあればだいたい乗り切れる。
とはいえ、知識がなくても十分楽しめるのが星空の良いところ。
星の名前なんて分からなくても、
綺麗なものは綺麗。
これは強い。
頭上いっぱいに広がる星を見ているだけでも、十分来た価値がある。
2回とも星が見られたのは結構ラッキーらしい
今回、KAZUKINがヘブンスそのはらを訪れたのは2回目。
そしてありがたいことに、2回とも星空をしっかり見ることができた。
これはかなり運が良いらしい。
当然ながら相手は自然。
せっかく来ても曇天で、星空にご対面できずに終わることもある。
人によっては何度来ても雲に阻まれることもあるとか。
星空ツアーに来て、空一面の雲。
これは笑うしかねえ。
だからこそ、晴れて星が見えたときのありがたみも大きいのだろう。
真夏でも上着は絶対に持っていこう
そして、ここで絶対に忘れてほしくないものがある。
上着である。
ヘブンスそのはらは標高の高いスキー場。
日中が暑くても、日が落ちると普通に寒い。
真夏だから大丈夫だろう。
その考えは山では通用しない。
たまにTシャツ短パンで参加している猛者も見かける。
いる。
確かにいる。
ただし、あの方たちは一般の枠外にいる人たちだと思った方がいい。
参考にしてはいけない。
「俺もいけるかな」
と思ってはいけない。
軽装で挑んで寒さに震え始めると、せっかくの星空も、
「星綺麗だな」
ではなく、
「早くゴンドラ乗りたい」
に変わる。
それではもったいない。
防寒グッズも現地で販売されているので、忘れた場合はそこでGETするのもあり。
ただ、最初から一枚持っていくのが一番安心だ。
星空は、詳しくなくてもいい
星について詳しくなくてもいい。
星座を知らなくてもいい。
北斗七星しか分からなくてもいい。
空を見上げて、
「綺麗だな」
と思えれば、それで十分楽しめる。
そして少し説明を聞けば、その星の向こう側にある宇宙まで想像できる。
いつもより少しだけ遠いところを見る時間。
こういう時間もいいよね。
また行きたいと思える場所だった。
星空いいよね。
俺式評価
- 🚡 ゴンドラの往復だけでも ★★★★★(着く前から満足度が高い)
- ✨ 星の数の暴力性 ★★★★★(宝石箱をひっくり返した感じ)
- 🌟 星座の知識 ★☆☆☆☆(北斗七星しか分からない。しかも出どころがケンシロウ)
- 🧥 防寒対策の準備力 ★★★☆☆(毎回ギリギリで思い出す)
- 🍀 晴天運 ★★★★★(2回とも星空にご対面できた)
※本記事は個人の感想・体験記録です。記事中の会話は記憶に基づくもので、実際の発言と細部が異なる場合があります。