KAZUKINは長野が好きである。
山があって、空気がきれいで、食べ物もうまい。そして、なんとなく時間の流れがゆっくりしている感じがいい。
今回訪れたのは、そんな長野県の中でも南信州エリア。
阿智村や飯田などを巡りながら、山に囲まれた景色と夏でもどこかひんやりした空気を楽しむ。
そして南信州まで来たなら、少し足を延ばして行きたくなるお気に入りの場所がある。
馬籠宿だ。
ただし、ここで大事なことを書いておこう。
馬籠宿は長野県ではない。岐阜県中津川市である。
南信州を旅して、そのまま山々の中を走って馬籠宿へ向かうと、気分的にはずっと長野旅行が続いている。
そのためKAZUKINも危うく、
「長野県の馬籠宿いいよね。」
と紹介するところだった。
あぶねえ。
県境、ちゃんと越えてました。
坂道に残る宿場町の雰囲気
馬籠宿といえば、やっぱりこの坂道。
石畳の道の両側に昔ながらの建物が並び、お土産屋さんや食事処を眺めながら歩いているだけでも楽しい。
馬籠宿は、かつて中山道の宿場町として栄えた場所。
坂道を歩きながら古い建物を眺めていると、当時の旅人たちもここを歩いていたのか……と想像してしまう。
今のKAZUKINは車でやって来ている。
それでも山を越えながらここまで来るのは、それなりに一苦労だ。
それを江戸時代の人たちは歩いてここを通ったというのだから驚く。
Googleマップもない。エアコンの効いた車もない。もちろんスニーカーもない。
KAZUKINなら最初の峠で帰る可能性が高い。
昔の旅人、強すぎるね。
南信州から馬籠宿へ。この辺りは空気がいい
今回旅した南信州から馬籠宿周辺は、とにかく山が近い。
山々に囲まれた景色の中を走っていると、真夏でも関東とは空気が違うように感じる。
特に朝晩はひんやりすることもあり、この感覚がKAZUKINは好きだ。
車から降りた瞬間、「あ、涼しい。」となる。
観光スポットを見るより先に、まず空気で旅先を感じる。
そう、肌で感じる旅なのだ。
真夏の関東からやって来ると、このひんやりした空気だけでも「来たなぁ」としみじみする。
そして帰宅した瞬間、現実に戻される。
暑い。
南信州の空気、ペットボトルか何かに入れて持って帰れないものだろうか。
馬籠宿は景色もいい
馬籠宿は坂道そのものにも風情があるけれど、少し視線を外へ向けると山々の景色も素晴らしい。
山の斜面に沿うように宿場町が続き、その向こうには何重にも山が重なっている。
昔ながらの町並み。石畳。木造の建物。そして山の景色。
派手なアトラクションがあるわけではない。でも、歩いているだけで楽しい。
KAZUKIN的には、こういう場所がいい。
ただし坂道なので、景色に夢中になって歩いていると、しっかり足にはくる。
風情と運動不足を同時に感じられる。
お土産屋さんを見るのも楽しい
そして馬籠宿では、お土産屋さんをのぞきながら歩くのも楽しみのひとつ。
木工品や民芸品、その土地らしい食べ物などを眺めながら坂道をブラブラする。
「今日は見るだけね。」
そう思って店に入る。
そして出てくると、なぜか何か持っている。
観光地とはそういうところなのだ。
お土産、楽しいよね。
そして五平餅
馬籠宿まで来たら、やっぱり食べたくなるのが五平餅。
五平餅には、平べったい「草鞋(わらじ)タイプ」と、小さく丸めた「団子タイプ」などがあり、地域によって形やタレにも違いがあるようだ。
KAZUKINの中で「五平餅」と聞いて最初に思い浮かぶのは、やっぱり草鞋タイプ。
平べったくしたご飯にタレを塗って香ばしく焼く。あの見た目がいい。
そして宿場町を歩きながら食べると、さらにうまい。
こういうものは味だけじゃない。
その場所で食べること自体がうまいのだ。
家で同じものを食べても、たぶんここまでテンションは上がらない。
人間、景色まで一緒に食べているらしい。
五平餅いいよね。
馬籠宿、いいよね。
南信州の山々を楽しみ、そのまま県境を越えて馬籠宿へ。
坂道を歩く。昔の建物を見る。お土産屋さんをのぞく。山を眺める。五平餅を食べる。
派手なことをしているわけではない。
でも、それがいい。
昔の旅人がこの道を歩いていたことを想像しながら、KAZUKINは今日ものんびり散策する。
そして最後にもう一度。
南信州からすぐ近くだけど、馬籠宿は岐阜県である。
危うく長野の記事として世に送り出すところだった。
笑うしかねぇ。
もちろん帰りは現代人らしく、エアコンの効いた車で帰る。
馬籠宿いいよね。
俺式評価
- 🪨 石畳の坂道 ★★★★★(風情はあるが足には正直くる)
- 🌬️ 空気のひんやり感 ★★★★★(南信州から続く涼しさを実感)
- 🗾 県境の把握力 ★☆☆☆☆(長野のつもりで岐阜を歩いていた)
- 🍡 五平餅の破壊力 ★★★★★(その場で食べるからこそのうまさ)
- 🛍️ お土産の物欲耐性 ★☆☆☆☆(見るだけのはずが必ず何か持って出てくる)