こないだ、久しぶりにスケボーをした。

昔はできていたはずのキックフリップ。軽く板を弾いて、前足で抜けば、クルッと回って着地。

……のはずだった。

記憶の中の俺だけ、やたら上手い

しかし現実は甘くない。

板は回らない。足は重い。体はビビる。

そして何より、昔の自分だけがやたら上手い。

頭の中では完璧にできている。イメージの中のKAZUKINは、今日も軽やかに板を回して、涼しい顔で着地している。再生回数だけなら世界一である。

でも現実のKAZUKINは、ほぼリハビリ。オーリー(板と一緒にジャンプする、すべての技の基本)の時点ですでに怪しい。キックフリップどころか、まず体のほうから「本当に跳ぶんですか?」と確認してくる。跳ぶと言っているだろう。黙って跳んでくれ。

転ぶ前に、明日の腰のことを考える

若い頃は、転ぶことも含めて遊びだった。派手に転べば笑いが取れて、むしろおいしいまであった。

今は違う。

転ぶ前に、明日の腰と膝のことを考えてしまう。

頭の中に会議室があって、「この高さなら受け身が取れるか」「明日は階段を降りられるか」「湿布の在庫はあったか」と議題が次々に提出される。若い頃はこの会議室、無人だった。

それでも、スケボーは面白い

それでも、やっぱりスケボーは面白い。

できなくなっていたのは、普通に悔しい。でも、できなくなっていたからこそ、また練習する理由ができた。大人になると「できないことが残っている」というのは、実はけっこう贅沢なことなのだ。

KAZUKIN

メイクできないね・・

まとめ

キックフリップは、消えたわけじゃない。たぶん、体のどこかに眠っている。

問題は、KAZUKINの体がそれを思い出すまでに、どれだけ時間がかかるかだ。

そしてもうひとつの問題は、思い出す前に腰が「もう思い出さなくていい」と言い出さないかである。

俺式評価

  • 🛹 頭の中の完成度 ★★★★★
  • 🛹 実際の完成度 ★☆☆☆☆
  • 🦴 腰と膝への配慮 ★★★★★(新装備)
  • 😩 悔しさ ★★★★☆
  • 🔥 また練習したくなる度 ★★★★★